会社を経営する方なら、今の時代自社のホームページを制作した方が良いことはわかっていると思います。
ホームページを制作して公開することで、自社の商品の良さや強み、事業にかける情熱を遺憾なくお客様に伝えることができます。
ところが、全ての会社やお店がホームページを制作しているわけではありません。それはなぜでしょうか?それは、制作するにはどのような手順をたどるのかわからないということもあると思います。
皆さまにホームページ制作の一般的な流れの一例をご紹介します。
目次
ホームページ制作の流れ 1 : ヒアリング
満足の行くホームページを制作するために、お客様と弊社スタッフとで、作り上げたいホームページの完成イメージを共有する必要があります。
このため、お客様がどのようなイメージのホームページを完成させたいか、ゆっくりお話しをお聞きすることで具体化して行きます。これがヒアリングになります。
ヒアリング作業といっても、何も難しいものではありません。お客様がどのようなホームページを作成したいか、紙に書いたり、参考にしたいホームページをお伺いして、イメージ像を具体化していきます。
例えば、お客様がレストランのホームページを作りたいとしましょう。レストランについて、アピールしたいことがあるはずです。
食材に大変気を使っており、直接農家と契約していて、新鮮な無農薬野菜を仕入れていることをアピールしたいかもしれません。
そういったことを、メニューが載っているページに詳しく書いてもいいですし、代表挨拶のページに思いをメッセージにしても良いと思います。
このようなことをヒアリングでお聞きしながら、制作したいホームページを具体化させていきます。
ホームページ制作の流れ 2 : 制作実施
ヒアリングでお伺いした内容やご要望をもとに、実際にホームページを制作していきます。
ホームページを実際に制作して公開するためには、様々な作業が伴います。
まず、制作したホームページにアクセスしてもらうための、ホームページアドレスに必要なドメインを取得しなければなりません。google社であれば “google.com”を取得していますし、自動車メーカーのトヨタであれば “toyota.co.jp” などのドメインを取得しています。
ホームページ制作会社は、お客様がご希望するドメインアドレスを取得します。例えば、お客様がレストランを経営していて、お店の名前がレストラン「沖縄青い海」だったとします。そしたら、”oki-blueocean.com” などのドメインを取得してもよろしいかと思います。
次に、お客様のホームページを制作していくために、プログラミング言語やマークアップ言語を記述していきます。この作業をコーディングと言います。
コーディングを行ったファイルなどの成果物を、準備したサーバ領域にアップロードしていきます。また、ファイルと一緒に、ホームページに表示する画像やその他のマルチメディアファイルなどもアップロードします。
他にも、WordPress などのCMSというシステムをご使用予定の場合は、データベースの設定なども行なっていく必要があります。
このようにして、ヒアリングのときにお客様からお伺いした内容を元に、実際のホームページを完成させていきます。
ホームページ制作の流れ 3 : ホームページ公開
そして、いよいよ制作したホームページを公開することになります。
ホームページ公開前には、先ほどコーディングなどを行った内容を一度お客様に確認していただくことになると思います。
そして、お客様の承諾をいただければ、公開前にかけていたパスワードなどを外して誰でもアクセスできるようになり、ホームページが公開されたことになります。
ところで、最近の傾向としまして、ホームページの公開を早めるために、計画した全ての制作を完了する前に、でき次第、順次公開する方法が好まれます。
これは、アジャイル開発という考え方に近く、短いスパンでホームページの部分を完成、公開していきます。そして、それを当初の計画している完成まで繰り返していきます。
これはいくつか理由があります。一つは、googleなどの検索エンジンに早めに認識してもらった方が良いからです。
実は、検索エンジンは、公開して間もないホームページ (のドメイン) よりは、公開してしばらく経ったホームページ (のドメイン) の方が、高く評価する傾向があると言われているからです。
また、制作したページを早めに公開した方が、ホームページ閲覧者の反応が見れるので、制作のモチベーションも上がります。
このように、制作したホームページの公開は、お客様の承諾を頂いた後、出来上がった部分から順次公開されて行きます。そして、予定していた全体が完成すると、保守管理、更新作業に移っていきます。
ホームページ制作の流れ 4 : 保守管理・更新
コーディングなどを行い、イメージしたホームページが制作されて完成した後は、保守管理、更新作業となります。
ホームページが完成した後は、ホームページの運営が終わるわけではありません。
ホームページに書かれた情報は、刻一刻と情報が古くなり、事実と合わなくなってくるかもしれません。このため、随時内容をチェックして、更新していく必要があります。
例えば、レストランのホームページであれば、お店のメニューが変われば、それに合わせてホームページ上のメニューも変更しなければなりません。
また、店内の内装をリニューアルすれば、写真を撮りなおして、刷新した店内の様子をアップロードした方がよろしいでしょう。
このように、ホームページを公開すればそれで終わりではなく、随時更新して行けば、魅力的で集客力のあるホームページを維持することができると言えます。
そして、もう一つ付け加えたいのが、一般的なページを更新する以外に、ブログなども開設して積極的に更新していくことです。
ブログやSNS 、twitterなどは、お店や会社などの活発さをアピールする良きツールとなりえます。積極的にこれらのツールで更新していると、会社が活発に営業していることを、お客様に印象付けることができます。
また、ブログは、お店や会社の一般的なページと比べて、比較的幅広いテーマや内容を書くことができます。
ブログは、お客様や、潜在顧客となりえる方々が関心を持ちそうな内容を積極的に書くことで、お客様や潜在顧客を引きつける強力なツールになることでしょう。
ホームページ制作の流れ 5 : ページ追加
予定していたホームページ制作が完了しても、状況によってページを追加する必要が出てきます。
新しいカテゴリの商品を追加したり、今までなかった求人情報を追加したいときに、新たにページを作成してホームページに加えると良いでしょう。
また、先ほど触れたように、短いサイクルを繰り返して制作していくアジャイル開発を行った場合、ホームページ完成と同時にページを付け足していくことになります。
まとめ
以上、ホームページ制作の流れをご説明してまいりました。ただし、前述のように、ホームページ制作の流れといっても、規模によって手順が増えてきたり、もっと複雑化する場合があります。
しかし、本質的な面においては、それほど大きな違いは無いと思います。ヒアリングによって、お客様とホームページ制作会社のスタッフとの完成イメージの共有を行い、それを元に制作を行います。
そして、更新したホームページを必要に応じて更新していくことで、情報の鮮度を保っていきます。
まずは最低限の情報だけでもいいので、シンプルなホームページを制作して公開することをおすすめします。